NBAのスター選手が集結した「チームUSA」の戦術は堅守速攻

NBAのスター選手が集結した「チームUSA」の戦術は堅守速攻

2016/07/20

写真=Getty Images

リオに向けてラスベガスでミニキャンプを実施中

オリンピック3連覇を目指すチームUSAがついに始動した。12名の代表選手がラスベガスでのミニキャンプに集結。リオ本大会に向けた調整を行なっている。

言うまでもないことだが、短期勝負となる国際大会では、チームケミストリーが非常に重要だ。メダル候補に挙げられているスペインやアルゼンチン、リトアニアといった強豪国は、以前からメンバーを固定して国際大会を戦ってきた。そのため、チームの連携はもちろんのこと、一人ひとりがお互いのプレーの特徴を理解している。

チームUSAには、身体能力が高く、個人技に秀でたNBAトップクラスの選手が選ばれているが、同じチームでプレーした経験がない。これから開幕までの約2週間でどこまで連携を構築できるかが問われる。

カイリー・アービングは、「他の国は、長く同じメンバーでプレーしている。僕たちは(NBAの)レギュラーシーズン、プレーオフを経て、それからキャンプに合流しているからね。他のチームより、大幅に急いで一つにならないといけない」と、キャンプ初日に語った。

とは言え、高度に戦術化した現在のバスケットにおいて求められるケミストリーのレベルは高く、いくらNBAのスター選手であっても、短期間で他国の連携に追い付くのは現実的ではない。結果、チームUSAとしては、身体能力と個人技という他チームを圧倒する長所を最大限に生かすこととなる。

強烈なプレッシャーを掛け、積極的なディフェンスで相手のターンオーバーを誘う、もしくはシュートを打たせてボールを奪い、トランジション(守備から攻撃への速い切り替え)を実行する。ヘッドコーチのマイク・シャシェフスキーが指揮するチームが、国際大会で75勝1敗という抜群の成績を残せたのも、この基本戦術が常に機能したからこそなのだ。

今大会でカギを握るのは、機動力のあるビッグマン、デマーカス・カズンズとデアンドレ・ジョーダンだ。フォワード並のスピードでコートを上下動し、速い試合ペースに対応することができ、攻守両面でガード陣の負担を軽減させられる両選手の存在は大きい。

カイル・ラウリーも「彼ら2人は走れるし、試合のペースも作れる。ボールを供給すればプレーを決めてくれる。DJ(ジョーダン)のように動ける選手がいたら、対戦相手にとっては常に厄介だと思う」と言う。

3大会連続金メダル獲得を目標とするチームUSAが、リオ初戦までにどういうチームに仕上がるのか、まだミニキャンプの段階ではあるが世界中が注目している。

カギを握る両ビッグマン。7フッターとは思えない運動量でコートを縦横無尽に走り回り、堅守速攻を体現する。

RECOMMEND