2019年ドラフト組からの選出は4名のみ
NBAが2019-20シーズンのオールルーキーチームを発表、ウィザーズの八村塁はセカンドチームに名を連ねた。
オールルーキーファーストチームは、新人王を受賞したジャ・モラントを始め、ケンドリック・ナン、ブランドン・クラーク、ザイオン・ウイリアムソン、エリック・パスクホールが選出された。セカンドチームにはタイラー・ヒーロー、テレンス・デイビス、コービー・ホワイト、PJ・ワシントン、そして八村が選ばれている。
昨年6月のNBAドラフトで1巡目9位で指名を受けてウィザーズと契約を結んだ八村は、10月24日のマーベリックスとの開幕戦でスタメンで出場、25分の出場で14得点10リバウンドとNBAデビュー戦をダブル・ダブルで飾ると、そのまま主力に定着して平均2桁得点をキープ。途中でケガもあり、新型コロナウイルスによる長いシーズン中断もあったが、1年を通して48試合に出場した。
ルーキーシーズンのスタッツは13.5得点、6.1リバウンド、1.8アシスト、0.2ブロック。合計で1444分間コートに立ち、649得点を記録している。最多得点はクリッパーズ戦で挙げた30得点。20得点超えは10試合、得点とリバウンドで2桁を記録するダブル・ダブルは3回と、ルーキーとしては上々の結果を残した。
ファーストチーム入りを推す声もあっただけに、得票数10位でのセカンドチーム選出は少々物足りない結果。それでも、もちろんオールルーキー選出は日本人初の快挙だ。また昨年のドラフト1巡目9位で指名された八村より上位で指名された選手で、オールルーキーに入った選手は3名(モラント、ザイオン、ホワイト)しかおらず、今年のルーキーの中で突出した活躍を見せたのは間違いない。
一つの勲章を得た八村だが、ウィザーズにとって勝負の年になる来シーズンの『2年目の飛躍』にも期待したい。