「まだ少しだけれど貢献できていることがうれしい」
レイカーズがカンファレンスセミファイナルでロケッツを4勝1敗で下し、2010年以来のカンファレンスファイナル進出を果たした。
29得点11リバウンド7アシストで勝利に貢献したレブロン・ジェームズは「このために球団に来たんだ。相応しい居場所、つまり優勝を目指せる場所に戻すためにね。パープル&ゴールドのユニフォームを着れて光栄に思っている。これからも球団のレガシーを後世に残せるようにトライしたい」と語った。
レイカーズはプレーオフ期間中、100ポゼッションあたりの平均失点でリーグ3位の数字を残している。「チームが集まった初日にコーチからリーグ最高の守備チームになろうと言われて、自分たちはその言葉を真剣に受け止めて努力してきた」とレブロンは語り、チームに自信を深めている。
「優勝のために集中して、目標を達成するために全員が努力している。出場機会の有無に関係なく、全員が準備している状態。お互いがお互いに良い影響を与えている」
今シーズンからアンソニー・デイビスとデュオを組んだ以外にも、実力と経験を兼ね揃えたサポーティングキャストを揃え、レイカーズは優勝候補に挙げられている。キャバリアーズ時代から現在までチームを勝たせる重圧と向き合い続けているレブロンだが、「リーグでの自分の立ち位置は分かっている。勝たないといけない重圧が付いてくるのもわかっている」と言う。
「自分は常に勝者。バスケを始めた時から正しいプレーの仕方を教わってきた。チームメートのためにプレーする方法を学んだ。プロに入る前も学んできたし、どのレベルでも勝ってきた。いつだって努力している。だから自分に付いてくる重圧や期待は理解している。それに、レイカーズファンが感じていること、つまりここ10年近く優勝を争えていなかった時の感情も理解している。その責任を背負っているつもりだし、まだ少しだけれど貢献できていることがうれしい。コーチも選手も、全員が球団が再び優勝を争えるようにするためシーズンを通して努力している」
カンファレンス・ファイナルの相手はまだ決まっていないが、現時点では同じロサンゼルスに本拠地を構えるクリッパーズと対戦する可能性が高い。レイカーズは、ナゲッツ対クリッパーズのシリーズが終わるまでは身体と心を休め、同じく10年ぶりのNBAファイナル進出がかかるステージに向けて準備を進める。