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実現すればウォリアーズのスモールフォワードは安泰

7月1日からフリーエージェント選手との交渉が解禁されるNBAでは、早くも今夏フリーエージェントの権利を得る選手の去就が話題を集めている。最大の注目はレブロン・ジェームズだが、経験豊富な実力者トレバー・アリーザの周辺も騒がしくなり始めた。

『ESPN』のクリス・ヘインズ記者は、アリーザが今オフに減額を受け入れてウォリアーズに加わるだろうと指摘。それもこれも、優勝を望むベテランにとってやはりウォリアーズは魅力的なチームだからだ。

コアメンバーは全盛期を迎え、サポートキャストは経験豊富なベテラン揃い。今シーズンはどのチームも『打倒ウォリアーズ』を掲げたが、アリーザの所属するロケッツも結局は太刀打ちできなかった。このオフに33歳になる彼にとって、キャリア終盤のモチベーションとして最も受け入れやすいのが『NBA優勝』であるのは間違いない。

ペリメーター内の守備に優れ、3ポイントシュートも高確率で決められるアリーザは、ロケッツ指揮官マイク・ダントーニのシステムにフィットし、今シーズンに平均11.7得点、4.4リバウンド、1.6アシストを記録。もしウォリアーズがアリーザの獲得に成功すれば、デュラントの控えとして最高のツーウェイプレーヤーを加えられるため、スモールフォワードは安泰になる。

ロケッツは『打倒ウォリアーズ』の一番手と言うべき存在。ウォリアーズとの西カンファレンス決勝が終わってから2週間ほどしか経っていない。アリーザが本当にライバルチームへの移籍を決めれば、サンダーから移籍したデュラントの例と重なり、ロケッツファンから敵視されそうだ。

それでもフリーエージェントは選手の権利。果たしてアリーザはどんな決断を下すのだろうか?