モントレズ・ハレル

指揮官は「彼はシックスマン賞受賞者とは何かを体現している」と称賛

クリッパーズのモントレズ・ハレルが2019-20シーズンのシックスマン賞を受賞した。

ハレルは「祖母が『今年は僕の年になる』と言ってくれていた」と、7月下旬に他界した祖母とのエピソードを交えて、受賞の喜びを語った。

「この名誉ある賞を祖母に見せてあげることができないのがつらい。でも、シックスマン賞を受賞できて光栄だ。僕がこのチームに来て、この機会を与えてくれたみんな、コーチに感謝している。特にパット(パトリック・ベバリー)とルー(ウィリアムズ)とは一緒に成長してきた。この賞はみんなのためのものだ」

そしてハレルは今回ともにシックスマン賞のファイナリストに残ったウィリアムズについて「僕はルーを追いかけている」と語った。「ルーはいつも正しいプレーをしている。僕の理想的な選手だ。彼はいろいろな側面を持っていてどこのチームに行っても先発でやれる選手。でも、彼は一度だって文句を言ったことがない。ルーは伝説の選手だよ」

2017-18、2018-19シーズンのシックスマン賞はチームメートのウィリアムズが受賞した。そして、今回のハレルの受賞により、クリッパーズは3シーズン連続でシックスマン賞を輩出したことになった。また2013-14、2015-16シーズンにはジャマール・クロフォードも同賞を受賞しており、過去7シーズンで5度もクリッパーズからシックスマン賞受賞者が出ている。

ヘッドコーチのドック・リバースは「コーチとして彼を誇りに思う」とハレルについて語った。「彼はシックスマン賞受賞者とは何かを体現している。過去にはジャマール・クロフォードやルー・ウィリアムズが受賞したけど、ハレルがその仲間に入ったことは本当に素晴らしいことだ」

ハレルは選考対象となるシーズン中断まで63試合に出場しキャリアハイとなる平均18.6得点、7.1リバウンドを記録し、ダブル・ダブルを11回達成した。オフェンスだけでなく、ディフェンスでの貢献度も高く、クリッパーズにとって欠かせない選手となった。今シーズン終了後にフリーエージェントになるため去就も注目されているが、本人はナゲッツとのセミファイナルだけに集中している。