写真=Getty Images

ダンカン引退後のフロントコートを担うツインタワーに

フリーエージェントのパウ・ガソルが、新天地にスパーズを選んだ。7月14日、スパーズは、ガソルとの契約を発表。ティム・ダンカン引退発表から4日後、新体制の核となる選手を獲得したことになる。

ガソルは、Twitterでスパーズ入団の喜びと、ここ2シーズン所属したブルズに対する感謝のメッセージを投稿した。

「スパーズファミリーの一員に加われて興奮しているし、誇らしく思っている。始動が待ちきれない!」

「記憶に残る2シーズンをありがとう、シカゴ!」

新シーズンからは、ラマーカス・オルドリッジをパワーフォワード、ガソルをセンターで先発起用することが濃厚。技術に秀で、得点力もあり、36歳となった今も1試合平均30分以上の出場を続けるなど、体力面での衰えは見られないガソルの加入は大きい。

レイカーズ時代には2009年と10年の2連覇に貢献。あのコービー・ブライアントからも絶大な信頼を得た選手として知られ、ブルズ移籍を決める前には、ブライアントが残留を強く要望したというエピソードは有名だ。

バスケットボールIQの高さはリーグトップクラスで、名将グレッグ・ポポビッチの指示にも問題なく対応できるだろう。

19年間チームを支えたフランチャイズプレーヤーのダンカンに代わり、来シーズンからは、ガソルが『スパーズの賢者』となりそうだ。