「神様を信じていたからプレーできた」
ジャズはナゲッツとの激闘の末に2019-20シーズンのプレーオフ・ファーストラウンド敗退となったが、今後もチームを引っ張るのはエースのドノバン・ミッチェルだ。
『Yahoo Sports』によれば、ジャズはミッチェルにマックス契約を提示する予定だという。その内訳は5年1億7000万ドル(約180億円)という超大型契約だ。
プレーオフでジャマール・マレーとのスコアリング合戦を展開したミッチェルは、シリーズ平均36.3得点、5.0リバウンド、4.9アシストを記録し、最後までチームを引っ張った。新型コロナウイルス感染拡大によりシーズンが中断し、その後オーランドでの『バブル』案が出された当初、ミッチェルは万が一にも再開後のシーズンで大ケガを負った場合のリスクを考えていた。だが彼はチームとともに戦うことを決め、プレーオフの歴史に残るパフォーマンスを披露した。
ナゲッツとの第7戦に敗れた後、ミッチェルは『バブル』でのプレーを決めた理由をこう語っている。「チームメートからプレーしたいと言われて、自分もやる気になった。それに自分のことばかり考えるわけにはいかない。このリーグで実力を証明できていない若手もいるし、彼らはこの機会を生かして選手としての価値を示そうとしていた。それを邪魔するような行為は自分本位でしかない。より大きな目標があるのに、そこに自分の契約事を持ち込むわけにはいかなかった。神様にすべてを委ねたよ。もしケガをしてしまったら、それも神様の思し召し。それでもケガをすることは心配しなかった。神様を信じていたからプレーできたんだ」
昨シーズンに続いてファーストラウンド敗退に悔し涙を流したミッチェルだが、 「まだ終わっていない。自分もジャズも、まだ終わっていないんだ」 と語った。その後「すぐに練習を始める」と話したミッチェルは、次に向けて準備を始めている。