写真=Getty Images

現在はヒートで選手の能力評価などを担当

2014年に現役を引退したシェーン・バティエが、ピストンズのフロント職の面談を受けている。バティエは2001年のドラフト全体6位でグリズリーズから指名された元NBA選手で、2014年に現役引退。目立った個人成績を残したわけではないものの、年々レベルアップさせた守備で『エース・ストッパー』の異名を誇った。

バイプレーヤーとしてグリズリーズ、ロケッツ、ヒートを渡り歩き、2012年と13年のヒート2連覇に貢献。バスケットボールIQが高いだけでなく、ポジショニングにも優れ、オフェンスチャージングを引き出すテクニックも高く評価された『いぶし銀』タイプの選手だった。

そのバティエは2017年にヒートのフロント入り。主に所属選手、フリーエージェント選手、大学レベルの選手の能力を評価、分析する役割を担っている。

ピストンズは、スタン・バン・ガンディが球団社長とヘッドコーチを兼任した4年間でプレーオフに1度しか進出できなかった。まだ後任のヘッドコーチは決まっていないが、スパーズのアシスタントコーチ、ベッキー・ハモンを候補に挙げていると噂されるなど、古豪再建に向けフレッシュな顔ぶれをフロントにも加えるため、バティエに白羽の矢を立てたのだろう。

現役時代と同様、フロントとしても『縁の下の力持ち』として活躍しているバティエがピストンズの再建に必要な人材として選ばれるのか、話し合いの推移を見守りたい。