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盟友が残留するよう説得するも、デュラントは新たな挑戦を選んだ

ウォリアーズへの移籍という大きな決断を下したケビン・デュラントが、盟友ラッセル・ウェストブルックとの関係性について語った。

中国『Sina』の取材に応じたデュラントは、「ラスには、自分が何を思っているかを伝えた。当然だけれど、自分と彼との関係性は、これまでのようにはいかない。それでも移籍したいと思い、それを彼にも伝えた。彼が僕の決断を尊重してくれればうれしい」と発言。

ウォリアーズ移籍による批判についても、「今は、僕のことを気に食わないと思う人が多いと思うけれど、これが現実だ。すべての人は満足させられない」と話している。

ウォリアーズへの移籍を決める前、デュラントとウェストブルックは夕食をともにした。その席でウェストブルックは、サンダーに残留するようデュラントを説得したという。

もちろん、ウェストブルックの思いはデュラントに伝わっただろう。しかし、環境を一新し、新たな試練に向かう気持ちが勝った。

来年のオフにはウェストブルックもフリーエージェントとなる。2014にシーズンMVPを受賞した際、デュラントは受賞スピーチで、「ラス、お前とはずっと一緒にプレーしたい」と語った。その言葉に嘘はなく、2人の関係性は一朝一夕のものではない。だが、袂を別った以上、2人が再び同じジャージーを着て、同じチームでプレーする姿は、しばらく見られそうにない。