取るべき選手が取り、安定した試合運びを見せた西宮ストークス、横浜に敵地で先勝

2018/05/11
Bリーグ&国内
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文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

B1残留プレーオフの大一番、初戦は横浜の『自滅』

Bリーグはレギュラーシーズン60試合を終え、ポストシーズンに突入。本日の横浜ビー・コルセアーズvs西宮ストークスの残留プレーオフ第1戦、ミスを抑え得点頭がしっかり仕事をした西宮が86-83で逃げ切り勝ちを収めた。

オン・ザ・コート数は互いに「1-2-1-2」を選択。序盤は互いにズレを作れずシュートが決まらない重たい展開となるが、細谷将司がオフェンスリバウンドからゴール下を決めて横浜が6-2と先行した。それでも西宮は道原紀晃と岡田優が個人技で打開し1ポゼッション差のまま推移し、道原の3ポイントシュートで締めた西宮が19-17と逆転した。

第2クォーターに入ると、横浜がディフェンスからペースを握る。第1クォーターだけで9得点を挙げた岡田に竹田謙がフィジカルなディフェンスでタフショットを強いる。さらに川村卓也とのダブルチームから苦し紛れのパスをスティールし、ジェフリー・パーマーの速攻につなぐ。ただし横浜はムービングスクリーンやラインクロス、軽率なパスミスなど、オフェンスでミスを連発。このクォーターだけで7つのターンオーバーを犯し、突き放すチャンスを自ら逸した。

相手のミスにも救われ、2ポゼッション以内で劣勢を耐えた西宮は、キャメロン・リドリーのスクリーンからズレを作り、ドゥレイロン・バーンズが2本連続で3ポイントシュートを沈め、残り1分4秒で36-36の同点に追いついた。さらにアーリーオフェンスから谷直樹が強気の3ポイントシュートを決めきり、第2クォーターも39-36と逆転して締めた。

川村の孤軍奮闘も実らず、西宮が逃げ切り

逆転の勢いそのままに、後半もリドリーがインサイドで奮闘する西宮のペースで試合は進む。そしてバーンズが再び個人技で打開し、第3クォーターだけで9得点を上げてリードを広げた。横浜はハシーム・サビート・マンカが2つのムービングスクリーンをコールされるなど、ジャッジにアジャストできず、流れを引き寄せられない。

最終クォーター、バーンズの3ポイントシュートで出鼻をくじいた西宮がリードを9点に広げる。ホームのファンの前で負けられない横浜は川村を起点に反撃を試みるも、ターンオーバーが続く。西宮は岡田とバーンズがオフェンスの中心となったが、2人とも軽快にパスをさばき横浜ディフェンスに的を絞らせなかった。

65-76でオフィシャルタイムを迎えた横浜は、川村がエースの期待に応えタフな状況から次々とシュートを沈めて点差を縮める。残り40秒、その川村が3ポイントシュートを沈め、3点差まで詰め寄った。

だが残り18秒、谷のシュートミスをリドリーが押し込み5点差としたところで勝負アリ。直後のディフェンスでリドリーが川村の3ポイントシュートをブロックするなど、要所を締めた西宮が逃げ切った。

17-8、ターンオーバー数に明暗

勝利した西宮は岡田とバーンズがそれぞれ21得点と、取るべき選手がしっかり仕事をした。さらに道原が11得点、リドリーが10得点と4人が2桁得点を挙げるバランスの良さが目立った。また「得点を意識しすぎて無理して打つことがあったが、最後に道原にパスを出したのは冷静に状況を見れていた」とコメントした岡田は、得点だけでなくパスの供給係にもなり8アシストを記録している。

敗れた横浜は川村がゲームハイの29得点を挙げエースの力を見せた。しかし、勝負どころの最終クォーターでは川村を含め3人しか得点しておらず、オフェンスが偏ったことで他の選手の積極性を奪うことにもつながった。また、17-8と西宮の倍以上のターンオーバーを犯したことが最大の敗因となった。

「今日勝っても特に何もないので、明日も勝てるように頑張ります」と岡田が発言したように、2戦先勝方式の残留プレーオフはまだ半分が終わっただけで、どちらが降格を免れるか分からない。西宮が勝ち抜けるか、それとも横浜が第3戦に持ち込むか、運命の第2戦は明日15時5分ティップオフとなる。