レブロン・ジェームズ

レブロンは相棒を称賛「自分たちの間にエゴはない」

プレーオフファーストラウンド、レイカーズvsトレイルブレイザーズの第3戦。レブロン・ジェームズが38得点12リバウンド8アシスト、アンソニー・デイビスが29得点11リバウンド8アシストでチームを引っ張り、レイカーズが116-108で勝利した。

第2戦で31得点11リバウンドと結果を出したデイビスは、第3戦でも勝負の分かれ目となった第4クォーターにオフェンスを引っ張り、ラスト12分だけで12得点をマーク。前半終了時点で得点が6と伸びなかったのは不調だったからではなく、ボールムーブを優先し、チームオフェンスを遂行した結果だった。

デイビスはハーフタイムに、レブロンに「僕がプレッシャーを請け負う」と語ったそうだ。指揮官フランク・ボーゲルが「後半からAD(デイビス)はスイッチを入れた」と表現したデイビスを中心にプレーを組み立てた。

前半にエンジン全開のプレーを見せたレブロンは、後半になると相棒デイビスの言葉を受け入れてた。「第2戦のようにADが乗っていたから、自分は違う仕事に徹していた。今日は僕にも彼にもチャンスがあったけれど、チームメートにもプレーを決めてもらいたかったし、正しい判断をしようとした。その結果が今日の勝利だということさ」

レブロンとデイビスのデュオで67得点。圧倒的なパフォーマンスを見せた後で、レブロンは2人のコンビネーションについて持論を語った。

「シーズン前から僕とADの連係が機能するかどうかが議論されてきた。僕たちはお互いを理解しているし、自信もある。そういう2人ならエゴなくプレーできるものさ。お互いに、コートの中でも外でも成功したいと思っている。お互いの家族にも成功してもらいたいと願っているんだ。自分自身が何者であるか分かっているなら、そこにエゴはないし、上手くいくものさ」

ブレイザーズは、人差し指の脱臼を抱えた状態でプレーしたデイミアン・リラードが34得点5リバウンド7アシストを記録するも、第4クォーター後半からレイカーズのディフェンスに抑えられ第2戦から連敗を喫している。