コービー・ブライアントが教えるレブロンの『傾向と対策』は「左に行かせるな」

2018/05/07
NBA&海外
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写真=Getty Images

『レブロン・アタック』を止めずして勝利はない

ラプターズとの東カンファレンス・セミファイナル第3戦で、ブザービーター・フローターを右手1本で簡単に決めたレブロン・ジェームズを称賛する声が止まない。いとも簡単に決めているように見えるが、プレーオフの試合で、しかも同点という状況で決めたのだから、その精神力の強さには驚かされるばかりだ。

キャブズは『お得意様』ラプターズを相手に本来の姿を取り戻した。ペイサーズとのファーストラウンドで大苦戦を強いられたのが遠い昔のように思えてしまう。その中心人物レブロンを止める手立てはないのだろうか?

この問いに答えたのが、NBAレジェンドのコービー・ブライアントだ。『Fox Sports』のラジオ番組に出演したコービーは「絶対にレブロンを左に行かせてはいけない」と言う。

「彼がこれまで決めてきたビッグショットの大半は左から決めている。左手を使って攻めて、身体を起こしてシュートを決めるのが得意な形だ。もし自分がマッチアップするなら、まず左に行かせないようにする。すごいのは、ポストからなら右肩越しに打つシュートを決めるし、左手でのドリブルからも決めてくる。俺なら、それ以外のプレーを選択させるよう仕向ける」

確かに、レブロンは勝負どころで左からのアタックを選択する傾向が強い。対戦する側もそれを分かっているだろうが、レブロンは14年のキャリアで培ってきた技術、鍛錬で手に入れた肉体とボディバランスで相手の対策を無力化する術にも長けている。

レブロンの圧倒的なパフォーマンスによりほぼ心が折れかけているラプターズが立ち直れる可能性は低い。順当にキャブズがカンファレンス決勝に勝ち進めば、おそらく昨シーズンに続いてセルティックスとNBAファイナル進出を懸けて争うようになるだろう。セルティックスを預かる知将ブラッド・スティーブンズは、早くもレブロン対策を考え始めているかもしれない。いや、考えておかなければ餌食になってしまう。最強の攻撃オプション『レブロン・アタック』をどう封じるか。キャブズには一時期ほどの力はなくなったと言われるが、レブロンを止めずして勝利はない。