田中真美子「バスケットができてうれしかった」
『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』が国立代々木競技場第一体育館で行われ、3人制バスケットボール『3×3』の女子日本代表からは篠崎澪、田中真美子、西岡里紗が参加して『3×3シュートトライアル』を行った。
制限時間90秒以内で3×3のコート内全5カ所からのシュート成功を競う『3×3シュートトライアル』では、車いすバスケットボール日本代表候補選手チームと3×3男子日本代表候補選手チームと対戦。
車いすバスケットボール日本代表候補選手チームは制限時間内にクリアならず、3×3男子代表候補チームは残り時間18秒でフィニッシュ。そして最後にチャレンジした女子チームは、最初からリズム良くシュートを沈め、残り時間37秒を残してフィニッシュし、優勝した。
今回は人数が足りず試合はできなかったが、久しぶりに公の場でバスケットができたことに、田中は「女子は人数が集まらず試合はできませんでしたが、バスケットができてうれしかったです」と言う。
3×3女子日本代表はバスケット競技で唯一、東京オリンピックの出場権をまだ獲得していない。東京オリンピックの1年延期とともにオリンピック最終予選(OQT)の開催も延期となっている。
そのことに対し西岡は「延期を知った頃は切り替えが上手くできずに、気持ちの整理に時間がかかりました」と明かす。それでも今は前向きにとらえ「目の前にリーグも控えていますし、コロナが落ち着けば3×3の代表活動もできると思うので、さらなる成長ができるようチャレンジしていきたいです」と意気込みを語った。
また篠崎も「今日は試合はできませんでしたが、こういう形で参加できて楽しかったし、いろいろな方にバスケットを見ていただけたのはすごく良かったです」と振り返った。
来年の東京オリンピックに向けては「今年の夏と思って準備をしていたので延期になって残念な気持ちもありましたが、それは仕方のないこと。今は準備期間が増えたと思って頑張りたいと思います」とコメントした。
オリンピック前に予選を戦う3×3女子日本代表は、来年の夏より前に勝負の時を迎える。他カテゴリーより競争も激しくなるだろう。今日参加できなかったメンバーも含めて切磋琢磨を続け、オリンピックではメダルを狙う活躍を見せてもらいたい。