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チームを引っ張ったハーデン「正しい方向に進んでいる」

西カンファレンスを首位で通過したロケッツが、順当にカンファレンス準決勝進出を決めた。4月25日に本拠地トヨタ・センターで行なわれたティンバーウルブズとの第5戦。ロケッツは、第4戦の時と同様に第3クォーターで大差をつけ、122-104で勝利した。

プレーオフでの単一クォーターでは球団新記録となる50得点を第3戦の第3クォーターにマークしたロケッツは、この日も57-59で迎えた第3クォーターを30-15のダブルスコアで圧倒。その後も気を緩めなかったロケッツが2年連続のカンファレンス準決勝進出を決めている。

第3クォーターだけで15得点を記録したジェームズ・ハーデンは「チームにとって良いステップ」と、優勝に向けた第一段階突破を形容。「正しい方向に進めている。でも、まだ道のりは長いよ」

ロケッツはクリント・カペラが26得点15リバウンド、ハーデンが24得点12アシストで勝利に貢献。カンファレンス準決勝では、ジャズvsサンダーの勝利チームと対戦する。

一方のウルブズにとっては、14年ぶりのプレーオフは1回戦敗退で終了。敵地で2桁のビハインドを背負って臨んだ第4クォーター、エースのジミー・バトラーが2月に手術を受けた右ひざに痛みを訴えたため、プレーさせられなかったことだけが悔やまれる。試合後バトラーは、ひざの状態に関する質問に無言を貫いた。

カール・アンソニー・タウンズは「14年ぶりのプレーオフ進出なわけで、この機会を得るにも骨が折れるような経験をした。僕たちは次のステップに進みたかったんだ」とコメント。「あと一歩だった。それでも、自信を持って来シーズンに臨みたい」と、続けた。

敗れたとはいえ、ウルブズの再建は大きく進んだ。特に、ナゲッツとのレギュラーシーズン最終戦に勝って西の8位に滑り込んだ経験は大きい。ようやく長いトンネルから出たウルブズが、今シーズンの経験を経てどう成長していくのか、来シーズンの彼らにも期待したい。