ブッカー「コントロールできるものをコントロールする」
現地8月11日のサンズvsセブンティシクサーズの一戦は130-117でサンズが勝利し、これでシーズン再開後無傷の7連勝となった。
シーディングゲームでのチーム平均得点が120点を超えるサンズは、この試合でも高い得点能力を発揮した。シーズン再開後は平均30点以上をマークしているデビン・ブッカーが、この試合でも35得点9リバウンド7アシストを記録。他にもミケル・ブリッジズが24得点、リッキー・ルビオが16得点10アシスト、セカンドユニットのダリオ・シャリッチも18得点9リバウンドを記録するなど、5人が2桁得点をマークして勝利をつかんだ。
7連勝中のサンズはこれで33勝39敗となり、西カンファレンス9位のグリズリーズと並んだ。指揮官のモンティ・ウィリアムズは試合後に「運命をコントロールできないことは分かっているが、良い位置に付けることはできた。再開前、サンズがこのポジションにいることを予想した人は誰もいなかったはずだ」とコメントした。
ブッカーも結果に関わらずやるべきことに集中するだけと言う。「コントロールできるものをコントロールする。人生とはそういうものだ。つまり僕たちに与えられたシーディングゲーム8試合をね。プレーオフに進出できなくても、落ち込む選手は一人もいないと思う」
この日は試合前の選手紹介で、先発メンバーの家族やゆかりのある人が彼らの出身校、背番号、名前をアナウンスするサプライズ映像が流れた。少し戸惑った様子の選手もいたが、全員がうれしそうに映像を眺めた。「信じられなかったよ。僕たちが隙を突かれたのは初めてだ。僕たち選手は映像に出てきた人たちのために日々頑張っている」とブッカーは感謝の言葉を語った。
サンズは13日にマーベリックスと対戦しシーディングゲームを終えるが、8位から11位までのチームはほぼ横一線で並んでおり、どのチームがプレーインに進出するかは最後の最後まで分からない。