デビン・ブッカー

4チームが1ゲーム差でひしめく大混戦に

サンズvsサンダーの一戦はリーグ再開後好調をキープしているデビン・ブッカーが35得点を挙げ、サンズが128-101の大差で勝利した。サンズはこれでシーディングゲーム6連勝、プレーオフ進出の望みを繋いだ。

直近の6試合で平均30得点以上、フィールドゴール成功率50%以上をマークしているブッカーはこの試合も好調だった。第3クォーターまでの出場でフィールドゴール17本中9本を成功させ35得点5リバウンド4アシストを記録。第3クォーター残り5分30秒には、ハーフコートのロゴの位置から3ポイントシュートを成功させるスーパーショットを見せた。

「チームメートには僕はオープンだと伝えていたんだ。いや、それは冗談として、ショットクロックが残り少なくなっていたからシュートを打つしかなかったんだ」

サンズはディアンドレ・エイトンが9日のウイルス検査をスキップしてしまい、午前中に検査を受け陰性が確認されてからアリーナへ到着したため先発出場できなかった。第1クォーターはベンチ裏でエアロバイクに乗りながら観戦し、第2クォーターから試合に出場した。第1クォーターで14点のビハインドを背負っていたが、エイトンの活躍もあり、前半で試合をひっくり返した。

指揮官のモンティ・ウィリアムズは試合後、ウイルス検査を忘れたエイトンを擁護した。「シーズン中には選手にミスはつきものだ。我々は寛大さが必要だ。意図的ではなかったし、ラッキーなことに、すぐ検査を受け結果が判明したので試合に出場できた。チームメートは自分たちが人間だと理解しているから彼を快く迎え入れた。これから気をつける必要があるが、他にも同じミスをした選手はいたし、誰にでも起こり得ることだ」

6連勝を飾ったサンズは西カンファレンス9位のトレイルブレイザーズとのゲーム差を0.5に縮めた。9位でレギュラーシーズンを終えたチームは8位とのプレーインに進出でき、現在8位のグリズリーズから11位スパーズまでの4チームが1ゲーム差でひしめいている。残り2試合の結果次第で順位は大きく変わり、どのチームにもプレーオフ進出の可能性がある。