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セルティックスとの第4戦では第4クォーターに3ブロック

0勝2敗からホームに戻っての2連勝で、セルティックスとの東カンファレンス1回戦を2勝2敗のイーブンに持ち込んだバックス。第4戦の主役が決勝点をタップで押し込んだヤニス・アデトクンボなら、影のMVPは第4クォーターだけで3ブロックを決めたソン・メイカーだ。

メイカーは、ジョン・ヘンソンの負傷離脱に伴い第3戦からプレータイムが増え、この試合でも5ブロックを記録。第4戦でも5ブロックの活躍を見せ、2014年のディアンドレ・ジョーダン以来初となる、プレーオフで2試合続けて5ブロック以上という数字を残した。

『ペイント内の用心棒』と化したメイカーは、第4戦でもホームのファンから拍手喝采で称えられた。「こういう瞬間を味わいたくてプレーしている。試合に勝つ方法、インパクトを与える方法を見つけるんだ。それを毎試合でやろうと思っている」とコメント。

セルティックス指揮官のブラッド・スティーブンズは、第3戦で苦しめられたメイカー対策として、208cm118kgのアーロン・ベインズをぶつけてきた。体格差によりコートに倒される場面もあったが、すぐに立ち上がりベインズに詰め寄るなど、気持ちでは一切負けていなかった。

メイカーは1年目だった昨シーズンの経験も踏まえ「このリーグではフィジカルが強くないと成功できない」と言う。「今日は相手に上手く対応されたけど、チームメートも俺をカバーしてくれた。去年の経験もあるから、身体の使い方は分かっているつもりだ」

連勝で勝負を振り出しに戻したバックスに対し、ホームコートアドバンテージを持つセルティックスは、TDガーデンでの第5戦を確実に取りにくる。今後は徹底してマークされるメイカーは、熱狂的なボストンのファンにも手荒く歓迎されるはず。ボストンで向けられる敵意と重圧を跳ね除け、ここ2戦のパフォーマンスを継続できれば、メイカーが今シリーズの『キーマン』になりそうだ。バックスがアップセットを起こせるかどうか、第5戦以降もメイカーに注目したい。