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チームの士気を高める言葉に指揮官が感謝

ウィザーズとの東カンファレンス1回戦で2連勝を記録したラプターズに、力強い応援メッセージが届けられた。

ヘッドコーチのドウェイン・ケーシーによれば、ロサンゼルスで入院中のデマー・デローザンの父親から、チームにビデオメッセージが届いたという。病床から「応援している」と伝えた父フランク・デローザンの言葉は、チームの心に届き、士気も上がった。

デローザンは、以前から父の闘病を公にしている。具体的な病名は明かされていないものの、腎臓疾患を含め、複数の病気を抱えて入院生活を送っている。レギュラーシーズン中も父を見舞うため地元ロサンゼルスにしばしば通っているデローザンは、父親の存在について、『The Star』にこう語っていた。

「自分にとって父はすべて。あらゆる意味でね。サポートしてくれて、応援してくれて、いろいろなことを教えてくれる。それに食べさせてくれた。僕にバスケットボールを与えてくれたのは父なんだ。昔は一緒に公園に行った。僕を後押ししてくれた。自分がスポーツをやるようになったのも父の影響で、父親を尊敬する他の子供と一緒さ。今の今まで、父は自分にとってそういう存在なんだ。それは一生変わらない」

ウィザーズとの1回戦でチームハイの平均27.0得点を記録しているデローザンは、キャリア初のNBAファイナル進出を実現させるため邁進している。敬愛する父からのメッセージは、デローザンにとって何よりの力になったはずだ。