ザイオン・ウイリアムソン

「本音を言えばザイオンには出場してほしい」

ペリカンズのザイオン・ウイリアムソンは家庭の事情により7月16日に『バブル』を離れた。そして、24日にチームに合流したザイオンが本日、約2週間ぶりにチーム練習に復帰した。リーグが指定した4日間の隔離期間を終え練習を再開したザイオンだが、5on5には参加せず主にディフェンダーのいない練習をこなしていた。ヘッドコーチのアルビン・ジェントリーはザイオンがシーディングゲーム初戦のジャズ戦に出場する可能性について語った。

「それほど難しい判断ではない。ザイオンが準備ができているなら出場するし、できてないなら出場しない。ごく短期間の目標のために長期の目標を犠牲にすることはない。明日メディカルスタッフが彼の状態を確かめる予定だから、それがどうなるかによる。ザイオン自身からも伝えてもらうよ」

「本音を言えばザイオンには出場してほしい。彼は世代を代表するような選手だしプレーの幅も広いのだから」

今シーズンはオフに受けた右膝の手術で開幕から44試合を欠場したが、デビューから19試合で平均23.9得点6.8リバウンドを記録し、チームに欠かせない存在になった。チームメートのロンゾ・ボールも「ザイオンがいるほうが僕らは格段に良いチームだ。それは僕らも理解しているよ」と語っている。

ペリカンズは現在西カンファレンス8位のグリズリーズを3.5ゲーム差で追いかけている。プレーオフに進出するにはシーディングゲームを終えた時点で8位と4ゲーム差以内の9位にいて、かつ8位との直接対決で2連勝しなければならない。ペリカンズが逆転でプレーオフに進出するためには、ザイオンの力が必要だ。