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ベストなシナリオはエンビード抜きでの1回戦突破

ジョエル・エンビードが眼窩骨折で戦線離脱となったセブンティシクサーズ。すでにプレーオフ進出を決めているとはいえ、この時期の主力離脱は相当な痛手だ。しかし、シクサーズにはエンビードに匹敵する『モンスター級』の選手がもう一人存在する。ルーキーらしからぬプレーを続けているベン・シモンズだ。

そのシモンズは、3月30日のホークス戦で13得点12リバウンド11アシストを記録し、今シーズン11回目のトリプル・ダブルをマークした。3月だけで5回目のトリプル・ダブルをやってのけたシモンズは、『元祖ミスター・トリプル・ダブル』ことオスカー・ロバートソン以来の、1年目のシーズンに月間5回以上トリプル・ダブルを達成したルーキーとなった。ロバートソンの月間7回は異次元だが、シモンズの5回も驚異的な数字だ。

そのシモンズは、ここ10試合で平均トリプル・ダブル(12.2得点、10.6リバウンド、11.3アシスト)を記録し、今シーズン最長の9連勝に貢献中。相棒のエンビードの復帰時期は未定だが、2~4週間で復帰できるとも報じられた。プレーオフ1回戦に間に合うかは分からない。ベストなシナリオはエンビード抜きでの1回戦突破だが、場合によっては、フェイスガードを着用しての強行出場となるかもしれない。

戦列を離れたエンビードに向け、シモンズはホークス戦後『NBC Sports Philadelphia』のインタビューに応じた際、次のメッセージを送った。「プレーオフに向けて準備してくれ。こっちは耐えておくから」

新人王はほぼ手中に収めた。シモンズは、エンビードが今シーズンの目標に掲げた年間50勝達成にチームを導き、相棒の帰りを待つ。