出だしにつまずき、2桁のビハインド
サンロッカーズ渋谷vs栃木ブレックスのゲーム2。大敗を喫したゲーム1とは異なり、高いエナジーを見せたSR渋谷だったが、栃木を捕まえきれないまま終盤に失速し、64-76で敗れた。
SR渋谷は序盤から栃木の激しいプレッシャーディフェンスに苦戦する。なんとかパスをつなぎマークを外してシュートを放つも、そのシュートが決まらない。田臥勇太のスティールからライアン・ロシターの得点につなげられ、遠藤祐亮に3ポイントシュートを許し、開始4分で3-11とビハインドを背負った。
タイムアウトを挟みベンドラメ礼生がドライブで得点して立て直しにかかるも、4つのオフェンスリバウンドを奪われ、リバウンド争いでファウルを犯すなど波に乗れない。その後も、オフェンスでズレを作るも栃木の素早いローテーションの前に優位性を生かせず得点が伸び悩む。ディフェンスで何とか踏ん張り、28-38と10点差で前半を折り返した。
ボールへの執着心で下回り、栃木を捉えられず
後半開始早々、SR渋谷は強度の高いディフェンスから連続ターンオーバーを誘発して追撃開始。残り4分37秒には、長谷川智也の3ポイントシュートが決まり41-46と5点差まで詰め寄った。それでもロシターに3ポイントシュートを許すなど、あと一歩のところで栃木を捕まえられず、再び点差を2桁に戻される。
6点差で迎えた最終クォーター残り8分、ここまで攻守にチームを引っ張ってきたロバート・サクレが4ファウルとなりベンチに下がるピンチを迎えるも、代わりに入ったルーベン・ボイキンがピンチを救い、連続で3ポイントシュートを沈めて残り6分13秒で3点差と肉薄した。
だが、プレッシャーをかけても栃木は動じることなく、自分たちのバスケを貫いた。セドリック・ボーズマンがリングにアタックしフリースローで優位を保つと、残り2分20秒にはロシターがこの日4本目となる3ポイントシュートを沈めて、62-72と再び点差を2桁に乗せた。
終盤に進むにつれ、強度の高いディフェンスからボールをファンブルさせる栃木。ルーズボールに果敢に飛び込み、球際の強さで違いを見せることでポゼッション数を増やした。SR渋谷に3点差と迫られてからの6分間、集中を入れなおした栃木は失点わずか4で乗り切り、76-64で勝利した。
「これがウチのチームだと再確認したゲーム」
勝利した栃木の安齋竜三ヘッドコーチは「
何度もSR渋谷に迫られた場面については「
一方、敗れたSR渋谷の勝久ジェフリーヘッドコーチは「
3点差や5点差など何度も詰め寄る場面があったが、
SR渋谷はホームで痛すぎる連敗。
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