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ステフがネットワークについてチームメートに講義?

一般的に『ロッカールームトーク』と聞くと、閉ざされた室内で選手たちが外部に漏らせない内々の話をしているという印象を受ける。王者ウォリアーズの『ロッカールームトーク』は、NBA選手の間で交わされているとは思えない内容だった。

ベテランのアンドレ・イグダーラが『Wealthsimple』とのインタビューで明かした内容によれば、チームメートとビジネスの話をすることが多いという。

イグダーラは「カリーやグリーン、マギーら何人かの選手は、投資やテクノロジーにかかわっているからね」とコメント。「皆からいろいろと学んでいるよ。この間は、ステフが『ネットワーク中立性』について話していた。自分はあまり関心がなかったけれど、彼の話を聞いているうちに引き込まれてしまった。彼がすごく勉強していたからね」と、続けた。

カリーやグリーン以外にも、ケビン・デュラントが投資に力を入れているのは有名な話だ。若い頃から大金を稼ぐNBA選手の中には、スター選手であっても引退後に破産するケースも少なくない。キャリア13年目のイグダーラは、若手の頃から金銭面に関するアドバイスを、信頼する先輩から受けていたという。

「お金に関してスマートなベテランに恵まれた。彼らは良い契約を得ていたけれど、NBAの中では低所得層だった。僕は昔から彼らにいろんな話を聞いていたんだ。若い選手にとっては、プロフェッショナルで、金銭面に関しても熟知しているベテランと接するのは大事なことだと思う」

レブロン・ジェームズを始め、今は現役時代からサイドビジネスで財を成しているNBAトップスター選手も多い。ベテランや即戦力の多いウォリアーズのロスターに運よく加われた若い選手たちは、プレーだけでなく、お金の使い方も一流のベテランから助言を受けられる環境にも恵まれているようだ。