クレイ・トンプソン

ACLを2度断裂した経験を持ち、トンプソンの良き理解者

ウォリアーズのクレイ・トンプソンは2019年NBAファイナルの第6戦で左膝前十字靭帯(ACL)を断裂し、2019-20シーズンを全休した。チームメートのデイミオン・リーは2013年に右、16年に左のACLを断裂し、トンプソンがこの1年で経験してきたことがよく分かる。

そんなトンプソンの良き理解者であるリーがポッドキャスト『Runnin’ Plays』に出演し、彼のリハビリに励む姿勢を称賛した。「僕らはACLのリハビリについて何度か話した。クレイは僕に向かって『こんな大変なことをどうやったら2度も乗り越えられたんだ?』とジョークを言ってきた。辛い経験を乗り越え、復帰して全力で戦おうとしている姿を側で見てこられたのは貴重だった」

リーはNBA優勝を3度経験しているトンプソンがコートに帰ってくるのを心待ちにしている。「クレイは自分がリーグでベストの2ウェイガードであることを示そうとしているんじゃないかな。実際ケガの前はそうだったし、今もとても前向きだ。コートに戻ってプレーする準備は万全だと思う」

リハビリ中のトンプソンはチームにほとんど帯同していなかったが、本拠地ではチームメートと一緒に時間を過ごしていた。また寡黙なイメージのトンプソンだが、若手にアドバイスを送っていたことを明かした。

「クレイは若手を隣に座らせてちょっとしたアドバイスを送っていた。物珍しい光景だった。彼は寡黙で控えめな男だと思われているからね。若手に話しかけアドバイスをするようになったことはチームにとっては大きい。彼自身のためだけでなく、チームにとってもプラスになる。クレイは多くの若手にとって影響力のある兄貴のような存在だ」