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オフェンスのセカンドオプション復帰が得点に好影響

今シーズンのトレードデッドラインに大規模なロスター刷新を断行したキャバリアーズ。それもこれも、4年連続のNBAファイナル進出の可能性を繋ぎとめるためだった。

新チームになってからも浮き沈みはあったが、ケビン・ラブ復帰により流れは変わりつつある。1月下旬に左手を骨折したラブは、3月19日のバックス戦で復帰。それからの3試合で平均20.3得点、3ポイントシュートも21本中10本(成功率47.6%)を記録し、チームを4連勝に導いている。

ラブの復帰でキャブズのオフェンスは見違えるほど向上した。ラブが欠場した間は1試合平均111.1得点だったのが、ラブ復帰後の3試合では125.3得点に。これは、レブロン・ジェームズに次ぐセカンドオプションのラブがラインナップに戻ったことによる効果だ。

守備の面ではラブと新たなチームメートとの呼吸を合わせていくことでこれから変化が見られるだろうが、オフェンスの改善により相手に打ち勝てるようになったのは大きい。また、3月23日のサンズ戦では、負傷離脱していたトリスタン・トンプソン、ラリー・ナンスJr.、ロドニー・フッドも復帰。ヘッドコーチのタロン・ルーが健康上の理由でチームを離れたが、それでもキャブズの状態は間違いなく上向いている。

ラブの欠場中は孤軍奮闘していたレブロンも、少しペースダウンして良さそうだ。ラブの復帰により、新生キャブズがようやく機能し始めている。