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通算100回超えは史上4人目の記録

3月13日の対ホークス戦、サンダーのラッセル・ウェストブルックが節目となる100回目の『トリプル・ダブル』を達成した。

試合はセカンドユニットの時間帯に劣勢を強いられ、前半に12点のビハインドを背負うも、カーメロ・アンソニーが6本の3ポイントシュートを含む21得点、ジェラミ・グラントがシーズンハイとなる20得点を挙げるなど、後半にオフェンスが爆発。そしてウェストブルックの32得点12アシスト12リバウンドの大活躍が決め手となり、119-107で逆転勝利を収めた。

トリプル・ダブルの数を3桁に乗せたのは、オスカー・ロバートソン(181)、マジック・ジョンソン(138)、ジェイソン・キッド(107)に続いて4人目となる。

ウェストブルックが初めてトリプル・ダブルを記録したのは、今から9年前の2009年3月2日のマーベリックス戦。当時まだチームメートだったケビン・デュラントをケガで欠く状況で奮起し、17得点10アシスト10リバウンドを記録して勝利を収めた。

その試合で先発出場していたニック・コリソンは、ウェストブルックが最初のトリプル・ダブルをした時からずっと一緒にプレーする唯一の選手。コリソンは「彼は信じられないことを成し遂げた。様々な試合のシーンから、長年に渡る彼の進化を思い出した」とコメントした。

ロバートソン以来となる平均トリプル・ダブルを達成しMVPを受賞した昨シーズンは、デュラントがウォリアーズに移籍し、ウェストブルックのワンマンチームとなったことが原動力となった。アンソニーとポール・ジョージが加わったことでウェストブルックの負担は軽減され、トリプル・ダブルのペースは落ちたが、それでもチームが困難な状況に陥った時、ウェストブルックはリミッターを外して、これからもトリプル・ダブルを量産するだろう。