「ボイコットや欠場することに、なんの意味があるんだ?」
NBAは7月末からフロリダ州のディズニーリゾートで2019-20シーズンを再開する予定だ。しかし、アメリカ国内から世界中に広がっている人種差別撲滅を訴える運動を考慮し、シーズンが再開してもプレーしない意向を発表している選手もいる。
現役時代にサンズなどでプレーしたショーン・マリオンは『TMZ SPORTS』の取材で、「選手がすべきことは、2019-20シーズンを最後までやり遂げることだ」と自身の考えを語った。
「人種差別との戦いに、試合を有効的に使えるはずだ。それぞれの考えや何のために戦っているのか、それを訴えるためにも試合に出てテレビに映る必要がある。ソーシャルメディアは素晴らしいプラットフォームだけど、テレビはそれ以上に大きなプラットフォームだ。それにテレビに映ったものをソーシャルメディアにも投稿できるようになる。ボイコットや欠場することに、なんの意味があるんだ? 私は欠場には同意できない」
さらにマリオンは選手のインタビューや記者会見での発言は、ソーシャルメディア上での発言よりも多くの人に伝えられるとも話している。マリオンが言うように、NBAファンは世界中にいて、さらに他の競技が再開していないため、いつも以上にNBAへの注目は高まるはずだ。
また、『ClutchPoints』によれば、選手はディズニーリゾートで再開するシーズンに、参加するかどうかを6月24日までにチームに伝えなければいけないとも報じられている。
これまでにネッツのカイリー・アービングやレイカーズのエイブリー・ブラッドリー、ドワイト・ハワードが出場に難色を示しているが、他の選手も含めどのような結論を出すのか注目だ。