文=鈴木健一郎 写真=Getty Images

最後は負傷交代も「このチームと自分自身を誇りに思う」

渡邊雄太が所属するジョージ・ワシントン大は、A10カンファレンスのトーナメント2回戦でセントルイス大と対戦。拮抗した展開になったものの、ラスト5分で突き放されて63-70で敗戦。これでトーナメント敗退となり、2017-18シーズンを終えた。

渡邊は11得点3リバウンドを記録するも、49-51と2点負けている後半途中に右足首を捻挫してベンチに下がり、そのままコートに戻ることはなかった。試合終盤の勝負どころで渡邊を欠いたことがチームにとって痛恨のマイナスとなったことは言うまでもない。

ただ、フォーダム大と戦った前日の1回戦と同様、ポイントガードがオフェンスのリズムを作ることができず、チームバスケットとしては低調。個々の選手のポテンシャルを発揮しきれずに敗れたという印象だった。

それでも渡邊は、カレッジバスケットボールのキャリアをこう振り返る。「自分の望んだようなシーズンにはなりませんでしたが、このチームと自分自身を誇りに思っていますし、コロニアル(ジョージ・ワシントン大バスケットボール部の愛称)で4年間を過ごせて良かったです」

これで渡邊の2017-18シーズンは終了。まずはひどく捻挫した右足首の回復に努めることになるが、NBAを目指した挑戦がいよいよ始まる。5月のドラフト・コンバインを前に、まずは4月に行われる『ポーツマス・インビテーショナル・トーナメント』に参加し、NBA全30チームのスカウトの前でアピールし、自身の評価を確立させることがNBAへの第一関門となる。困難な道ではあるが、チャンスはある。渡邊の『NBAに向けた挑戦』に注目したい。