「日々の一貫性という意味では非凡なものを持っている」
セルティックスのジェイソン・テイタムは先週、シーズンが中断してから初めてチームの練習施設での練習を行った。通常、テイタムのシュート練習にはボールを拾うコーチが2人、指導をするコーチが1人、さらにメディカルスタッフが側で見学することもあるが、現在はマスクと手袋をしたアシスタントコーチのジェイ・ララナガのみが練習に付き添っている。
いつシーズンが再開されるか分からない状況が続いていたが、テイタムは集中を切らさなかったとララナガは『The Boston Globe』の取材で答えた。「テイタムは素晴らしいアスリートでありバスケットボール選手だ。状況がどうであれ、日々の一貫性という意味では非凡なものを持っている」と言い、久しぶりにテイタムの練習に付き添った感想を語った。
「テイタムはシュートを外さないからゴールの下にいるだけで済む。彼は今も、シーズン中と変わらないコンディションを維持しているよ」
プロ入り3年目のテイタムは、今シーズンに急成長を遂げオールスターにも初めて選出された。中断前までは、1試合平均23.6得点、7.1リバウンド、2.9アシストを記録し、プレーオフでもチームの攻撃の柱として活躍が期待されていたが、新型コロナウイルスの影響で3月11日にシーズンが中断されてしまった。
7月末にオーランドでのシーズン再開が決定したが、選手は3カ月以上も自宅で過ごしていたこともあり、体調管理や戦闘モードへの気持ちを切り替えなど課題も多い。しかし、テイタムの場合は何も心配することがないとララナガは言う。
「試合が始まればテイタムは良いパフォーマンスをしてくれるはずだ。彼は13歳の頃から自分のキャリアを真剣に、そしてプロフェッショナルにバスケットに向き合ってきた。タイミングがどうであれ、良い状態で試合に臨めるし、いつプレーすることになってもリズムに乗れるはずさ」