人種差別問題で揺れるNBA、デイミアン・リラードは「人種差別との戦いに参加すべきとも感じ、葛藤を抱えている」

人種差別問題で揺れるNBA、デイミアン・リラードは「人種差別との戦いに参加すべきとも感じ、葛藤を抱えている」

2020/06/17

デイミアン・リラード

「これまでとは違う感覚でプレーすることになると思う」

6月15日、トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードはNBAコミッショナーのアダム・シルバーと共にESPNの特別番組『Return to Sports』に出演し、2019-20シーズンの再開に関して一部の選手から懸念の声が上げっていることについて言及した。

「人種差別に苦しんでいるアスリートはたくさんいると思う。NBAにはアフリカ系アメリカ人選手が圧倒的に多いので、我々選手は同じ人種の方々に心から共感、同情している。人種差別との戦いに選手も参加すべきだとも感じていて、葛藤を抱えている。だから多くの選手がシーズン再開を心配するのではなく人種差別の問題に集中すべきだという声を上げているんだ」

リラードはシーズン再開について「100%安心ではない」と認めた上で、それでもリスクを取って試合に出場すると話した。そして、NBAが再開されれば選手たちはそれぞれのコミュニティや人種差別に対する抗議活動に経済的な影響力を発揮できると考えている。

「これは僕の個人的な意見だけど他の選手にも当てはまると思う。選手は家族やコミュニティを経済的に支えている。黒人のコミュニティにある黒人のビジネスを支える経済的な責任を抱えている。そういう意味でも再開は大きい意味を持つことになる。ただ、選手の言い分も理解できる。カイリー・アービングやドワイト・ハワードの主張は的を得ているし、すべて理解できる」

リラードは、新型コロナウイルスのパンデミックや全米各地に広がる人種差別に対する抗議運動の中でバスケットボールを再開することが選手にとってどのようなものになるか正直分からないとも語った。

「誰も経験したことのない事態だった。過去に一度でも似たような事態が起こったのか、最後に起こったのはいつなのか見当もつかないけど、文字通り世界が閉鎖された。これまでとは違う感覚でプレーすることになると思う。同胞の仲間のことがとても気がかりだ」

「個人的な違和感を抱えたままコートの上でベストを尽くす、アスリートとしてベストのパフォーマンスをするのは難しい。その違和感は消えることはないからね。実際に始まってみないとどうなるかは分からない」

RECOMMEND