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仲間を鼓舞するレブロン、試すコービー

トレードデッドラインにレイカーズからキャバリアーズにトレードされたジョーダン・クラークソンは、新たなチームにすぐさまフィットし、ムードメーカーの役割をも担っている。

クラークソンは、同年代の選手としては、レブロン・ジェームズとコービー・ブライアントと一緒にプレーした数少ない一人。NBA史上に残る2人の強烈な個性、リーダーシップの違いについて、クラークソンは『CavsHQ radio』の番組で語った。

「ルーキーイヤーの時、コービーはいつも自分を気にかけてくれた。早い時間から一緒に練習場に行って、シュートを打ったりね。コートでの彼は、チームメートを鼓舞するレブロンとは違って、あまり声を出さないタイプだった。コービーには、彼なりに仲間を勇気づけるやり方があった。その点では、2人は似ているかもしれないね」と、クラークソン。しかし、その方法について聞かれたクラークソンは、2人が明らかに異なる部分をこう説明している。

「2人のリーダーシップは異なる。レブロンは、とにかくチームメートを鼓舞する。勇気づける。コービーは、仲間を試すリーダーなんだ。自分のために何ができるかを見ている。もし何か言う時は怒鳴り声になる。罵る。彼には彼のやり方があった。その両方を見られて良かったよ」

仲間を乗せて引っ張るレブロンと、必要なら罵声を浴びせて問題点を指摘するコービー。両極端な方法だが、2人はそれぞれチームを優勝させてきた。『コービー流』と『レブロン流』の良いところを取り、将来的には『クラークソン流』のリーダーシップを発揮してもらいたい。