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ケガをした翌日でもファンの念願を叶えるエース

2月23日のロケッツ戦で右ひざを痛めたティンバーウルブズのジミー・バトラー。ケガをした瞬間、自重を右足にかけられない状態でコートを後にした姿を見て、誰もが最悪の事態を想定したに違いない。だが、今シーズン終了となる前十字靭帯断裂は避けられた。

ケガをした翌日の24日、ウルブズはバトラーのMRI検査結果を公表し、右ひざ半月板の損傷であることを明かした。気になる復帰時期については発表がないものの、『Yahoo Sports』によれば、近日中に手術を受ける予定のバトラーは、4~6週間で復帰できる可能性があるという。

リハビリの経過、回復のスピードにもよるが、プレーオフに間に合う可能性が出たのは朗報だ。あとは西カンファレンス4位に立つチームが、エース復帰まで持ちこたえ、14年ぶりのプレーオフ進出を決められるかどうか。激戦区の西では、1勝の差が明暗を分ける。ウルブズにとっての正念場は、セルティックスとウォリアーズに加え、プレーオフ進出を争うチームとの対戦が予定されている3月。バトラーが復帰に向け高いモチベーションを維持できるよう、カール・アンソニー・タウンズ、アンドリュー・ウィギンズが果たさなければならない責任は大きい。

チームを離れることになってしまったバトラーだが、ウルブズの顔として、ファンの願いを叶える企画に協力。バトラーに会うのが夢だったというシアトルに住むファンの前に松葉づえ姿で登場すると、交流を楽しんだ。

目標達成間近のところまで漕ぎ着けられているウルブズには、バトラーの経験、リーダーシップが必要だ。1日も早い復帰を待ちたい。