エリック・ゴードン

故障歴のある右膝の負担を軽減するために減量

3月中旬に2019-20シーズンが中断して以降、NBA選手たちは各々トレーニングを続けてきた。最近になってチームの練習施設の使用が認められ、選手たちはコートでボールを使った練習も再開させている。

今のところ、NBAはフロリダ州のディズニーリゾートでシーズン再開というプランを協議中で、7月下旬頃から再開予定と見られている。再開後に即プレーオフを開催するのか、レギュラーシーズンを短縮して行うのかは未定で、プレーオフに進出する第7、8シードを決める下位によるトーナメントが開催される可能性もあると噂されている。そのため、選手たちはチームの力になるために準備を進めている。

ロケッツのエリック・ゴードンも、再開後からフルスロットルでプレーするために、この期間を利用して約5.5kgの減量に成功したと、『The Athletic』が伝えた。

31歳のゴードンは、今シーズン序盤に右膝の関節鏡視下手術を受け、およそ6週間戦線を離脱した。ホーネッツ(現ペリカンズ)時代の2011年にも同じ手術を受けているゴードンにとって、右膝は故障リスクが高い箇所。そのリスクを軽減するため、中断期間中に食事とトレーニングで減量に励んだのだろう。

指揮官のマイク・ダントーニも、「鍵を握るのはエリック・ゴードン」と、先週『SportsExtra』で語ったばかりで、「彼にはチームを限界点以上に導けるポテンシャルがある」と信頼を寄せている。

ロケッツのファーストオプションはジェームズ・ハーデンかラッセル・ウェストブルックで、ゴードンは3番手以下の存在だが、勝負強く、ここぞという場面で頼りになる。コンディション万全のゴードンがどういうプレーをするのか、再開後のパフォーマンスを楽しみに待ちたい。