笹倉怜寿

小酒部は大学在学中のため特別指定として契約

アルバルク東京は今日、平岩玄、笹倉怜寿との2020-21シーズンの選手契約、小酒部泰暉と2020-21シーズンの特別指定選手としての契約を結んだことを発表した。

平岩は200cmの長身ながら時には3ポイントシュートも放ち、速攻の先頭を走る脚力も持つ万能型のセンターだ。これまでに東海大2年次に琉球ゴールデンキングス、3年次にA東京で特別指定選手として活動し、今シーズンの途中でA東京と選手契約を結び、4試合に出場した。年代別の日本代表に招集され、ユニバーシアードやウィリアム・ジョーンズカップにも出場している。

平岩はクラブを通して次のコメントを発表している。「来シーズンは私にとってプロのキャリアの助走としてとても大切なシーズンです。様々な壁が存在しますが、勇往邁進でチームの力になれるように、またプロフェショナルとしてあるべき姿となれるように、研鑽を積んで行きたいと思います」

笹倉も平岩と同じく東海大出身、187cmのポイントガードだ。今シーズンの途中に特別指定選手としてA東京に入団し、3試合に出場した。李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会に出場し、U22日本代表候補にも選出されている。笹倉はクラブを通して「来シーズンは自分自身がどこまで上のレベルに行けるか、挑戦のシーズンとなります」とルーキーイヤーへの意気込みを語っている。

また神奈川大在学中の小酒部は、特別指定選手としての契約となった。高校時代は全国大会に出場していない無名選手だったが、神奈川大進学後に頭角を現し、得意のジャンプシュートに加え、軽々とダンクを可能にする抜群の身体能力を駆使し、秋のリーグ戦では1試合平均25.1得点を記録し得点王に輝いた。

今シーズンの中盤にA東京に特別指定として入団し、8試合に出場。平均プレータイム10.1分で3.2得点、1.5リバウンドを記録した。小酒部はクラブを通して「気持ちを前面に出してプレーしていきたいと思います」とコメントをしている。

今シーズンのA東京は馬場雄大のテキサス・レジェンズへの挑戦や主力選手のケガが相次ぎ、シーズン序盤では8人ローテーションも余儀なくされた。来シーズンは若き選手たちが、開幕からどのようなプレーで王者A東京に貢献するのか注目だ。