ダバンテ・ガードナー

キャプテン加藤寿一、長野誠史の残留も決定

シーホース三河は今日、ダバンテ・ガードナー、加藤寿一、長野誠史の選手契約継続を発表した。

ガードナーは昨夏に新潟アルビレックスBBから加入。アイザック・バッツに代わる『重戦車』であり、バッツ以上の得点力を備えてオフェンスの軸として活躍し、平均23.4得点を挙げて3シーズン連続のBリーグ得点王となった。ゴール下を制圧して得点とリバウンドで貢献するのはもちろん、三河に来た今シーズンはアシストが1試合平均4.8と伸び、日本人選手の得点力を生かすプレーの引き出しも増えた。今シーズンはガードナーを中心としたスタイルが噛み合うまでに時間を要したが、来シーズンはよりフィットした状態からスタートできるだけに、チームとしての期待はより高まる。ガードナーはクラブを通じて「皆さんのために一生懸命戦ってベストを尽くします」とコメントしている。

長野は昨夏に大阪エヴェッサから加入した、自ら打開してフィニッシュに持ち込むことのできるポイントガード。スタッツはそれなりに残したものの安定したプレータイムを得られず、新天地で苦労した1年となった。「今シーズンは不甲斐ない結果で終わってしまい悔しさしかありません。来季はこの悔しさを糧に勝利を積み上げていきたい」とクラブを通じてコメントを発表している。

加藤は法政大での加入から6シーズン目を迎える生え抜き。まだ26歳ではあるが、桜木ジェイアール、金丸晃輔に続いて3番目に在籍歴の長い選手であり、橋本竜馬、狩俣昌也の後を継いでキャプテンを務めている。個性派の選手が揃うチームを一つの方向にまとめ上げられるか、キャプテンとしての加藤のリーダーシップは三河がタイトルを獲得を奪還する上で欠かせない要素となる。

チーム名がアイシンだった頃から数々のタイトルを獲得した古豪ではあるが、Bリーグになってからの4シーズンでは無冠。チーム刷新に費やした2シーズンを経て、来シーズンはタイトル奪還に挑む1年となる。