安藤周人

「不完全燃焼で決して満足のいくシーズンではなかった」

名古屋ダイヤモンドドルフィンズは今日、安藤周人との2020-21シーズンの契約合意を発表した。

安藤は得意の3ポイントシュートだけでなく、フィニッシュ力の高いドライブにも定評がある若きシューターだ。昨夏には日本代表としてワールドカップに出場し、特にディフェンス面でレベルの違いを痛感した。名古屋Dに戻ってからはアグレッシブなディフェンスに磨きをかけた。

しかし、チームの調子がなかなか上がらず、安藤個人もオフェンス面でリズムを作れずもどかしいシーズンとなった。今シーズンは出場した39試合のすべてで先発を務め、出場時間27.5分で11.6得点、2.1リバウンド、2.5アシストを記録した。

安藤はクラブを通して次のコメントを発表している。「いつもドルフィンズにたくさんの応援ありがとうございます。来シーズンもドルフィンズでプレーすることが決まり、またドルファミの皆さんの前で試合できることを嬉しく思います。怪我人が多く、全員が揃う試合が少ないシーズンとなりました。年が明け、怪我人が戻ってきて、これからだ! というときにコロナウイルスの影響によりシーズンが中断となってしまい、不完全燃焼で決して満足のいくシーズンではなかったです。僕たちが満足できていないシーズンだったのでドルファミの皆さんはもっと満足できていないと思います」

「来シーズンは自分自身、チーム、ドルファミの皆さんが満足するようにもっと貪欲に勝利に向かってプレーできるように準備していきたいと思います。そして今自分になにが足りないかをこの時間で見つめ直していきたいと思います。今世界中が大変な状況ですが、今自分ができることをしてみんなでコロナを倒しましょう。そしてまた笑顔で会場でお会いしましょう!!」

名古屋Dはこれまでに張本天傑、中務敏宏、菊池真人、小林遥太、中東泰斗、木下誠、笹山貴哉との契約合意を発表している。今シーズンがチームとしても苦しかっただけに、ここからどのような編成になるのか注目だ。