NBAを目指しNCAAではなくプロで経験を積む方を優先
バックスのエースにしてNBAを代表するスーパースター選手、ヤニス・アデトクンボの弟、アレックス・アデトクンボは、ミルウォーキーのドミニカン高校バスケットボール部で活躍し、将来有望な選手として注目されている。
アレックスは高校最後のシーズンで24試合に出場して平均20得点、7.3リバウンドというスタッツを記録。アメリカの大学からもオファーがあったが、彼はヨーロッパでのプロ入りを決断したと『Eurohoops』のインタビューで語った。
「いろいろな選択肢を考えてみた。アメリカの大学からもオファーがあったけど、ヨーロッパでプレーする。できるだけ早くプロになりたいからね。僕はヨーロッパで生まれ育ったから、欧州のバスケットボールは理解している。自分にとってベストな選択は、ヨーロッパのクラブと契約すること。力がある選手との練習が自分には必要なんだ。競争やプレッシャーを経験するだろうけど、すべての部分で進化してみせる」
NBAシーズンMVP受賞者の兄ヤニスも絶賛する才能の持ち主なら、近い将来に世界最高峰の舞台でプレーする可能性もある。アレックスの目標もNBAでプレーすることで、欧州行きはステップアップするための手段だと言う。
「自分の力を信じているし、あらゆる部分で成長できる。ヨーロッパでプレーすることは、自分にとって最適な選択でNBAでプレーするための最高の準備になるはずさ。次のステップに進むべき時が来たら、NBA行きの準備が整う」
サッカー選手の長男フランシス、バックスに所属する次男タナシスと三男ヤニス、レイカーズと2ウェイ契約を結んだ四男コスタスに続いてプロ入りするアレックスの活躍に注目したい。