ダバンテ・ガードナー

「この苦労の後にこそ、感動が待っていると信じています」

Bリーグは今日から3夜連続で『B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20』を開催している。

今シーズンは新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズン終盤戦、そしてポストシーズンを行わずに全日程が終了した。

例年は会場に受賞者を集めて行う『B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20』も配信限定での実施となった。1日目の今日は、リーダーズ、最優秀審判、入場者数No.1クラブ、ソーシャルメディア最優秀クラブ、ホスピタリティNo.1クラブ、レギュラーシーズンMIP、功労賞が発表された。

大河正明チェアマンは前代未聞の事態となった今シーズンを振り返った。「今シーズンはB1を中心に過去最高の入場者数を記録し目標達成も確実で、まさに令和のバスケ、令和のBリーグの時代を感じていた矢先、新型コロナウイルス感染症がBリーグの前に立ちはだかりました。B1、B2ともにレギュラーシーズン60試合はできませんでしたが、選手にかかる精神的、肉体的な負担は計り知れないものでした。その苦痛に耐えた選手たちは、堂々と賞を受賞してください」

来シーズンに向けてこのように続けた。「来シーズンも困難が続くかもしれません。この苦労の後にこそ、感動が待っていると信じています。令和のバスケ、令和のBリーグは変わりません。不死身のBリーグだと思って来シーズンも応援をお願いします」

そして今シーズンのリーダーズが発表された。3年連続で得点王を受賞したダバンテ・ガードナーは「3年連続で得点王になれてうれしい。この賞はチームメートやスタッフたちに捧げたい」と喜びを語った。

昨シーズンにMVPを獲得した富樫勇樹はアシスト王を受賞し、こうコメントした。「初めてのアシスト王を受賞できてうれしいです。(ジュリアン)マブンガ選手から『本当のアシスト王は俺だ』とメッセージをもらいましたが、本当に良い選手は試合を休まないと思うので、本当のアシスト王は僕だと思います。今後も良いパスをチームメートに出していきたいです」

今シーズンからBリーグでプレーし、琉球ゴールデンキングスの大黒柱として西地区優勝に貢献したジャック・クーリーは、リバウンド王を受賞し、「リバウンドは一番得意で好きなプレーなのでリーグで一番になれてうれしい」と喜びを語った。

そして4年連続4回目となるベストフリースロー成功率賞を受賞した金丸晃輔はこう振り返る。「今年は65本連続で決めて、僕の中でも記憶に残るシーズンになりました。来シーズンはすごいプレッシャーの中でフリースローを打つことになるけど頑張ります」

スティール王を獲得したベンドラメ礼生はテレビ電話で参加。「試合中に常にスティールは狙っているし、チームカラーがディフェンスなので、こういう形で結果を出せてうれしいです」とBリーグ開幕初年度の新人王獲得以来のアワード受賞を喜んだ。

ベスト3ポイントシュート成功率賞を受賞した松井啓十郎もテレビ電話で出演し「率直に本当にうれしいです」と喜んだ。「昨シーズンは自分の納得のいくシーズンを送れませんでした。今シーズンは京都ハンナリーズに移籍して、チームがチャンスをくれたのでこのような良い結果を出すことができました。成功率45%以上を目標としていましたが、欲を言えば50%を行きたかったので、来シーズンは狙って行きたいです」

B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20

得点王 ダバンテ・ガードナー(シーホース三河)23.4得点 (3年連続3回目)
アシスト王 富樫勇樹(千葉ジェッツ)6.5アシスト (初受賞)
リバウンド王 ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)13.3リバウンド(初受賞)
スティール王 ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷) 1.8スティール(初受賞)
ブロック王 ジョーダン・ヒース(川崎ブレイブサンダース) 1.5ブロック (初受賞)
ベスト3ポイントシュート成功率賞 松井啓十郎(京都ハンナリーズ) 47.2% (初受賞)
ベストフリースロー成功率賞 金丸晃輔(シーホース三河) 97.4%(4年連続4回目)
最優秀審判賞 加藤誉樹
レギュラーシーズンMIP 田渡陵(横浜ビー・コルセアーズ)
功労賞 折茂武彦(レバンガ北海道)
入場者数No.1クラブ 千葉ジェッツ
ホスピタリティNo.1クラブ 川崎ブレイブサンダース
ソーシャルメディア最優秀クラブ 川崎ブレイブサンダース

明日のDAY2では、ベストタフショット賞、BREAKTHEBRDER賞、新人賞ベスト5、最優秀新人賞が発表される。