シャキール・オニール

すでに複数のプロスポーツチームが本拠地に

先日、バスケットボール殿堂入りを果たしているシャキール・オニールが『The Big Podcast with Shaq』に出演した。そして、「現在売却を検討している球団が複数あり、そのうちの1球団がラスベガスを本拠地にするかもしれないという噂を聞いた」と発言した。

シャックは正確にはリーグの関係者ではないが、『TNT』と『NBA TV』でアナリストを務めており内部情報には精通している。ただ、シャックは売却とラスベガス移転を検討中のチームがどこであるかは明らかにしなかった。シャックの主張の信憑性には疑問が残るが、シーズンが中断されたことによる各球団の経済的ダメージが大きいことは確かだ。再開の時期も不透明で、これからさらに球団経営が圧迫されることだろう。

ラスベガスは毎年、NBAのサマーリーグを開催するなどリーグとの関係が深い都市だ。先日、リゾート運営会社のMGM Resorts Internationalがラスベガスでシーズンを終了する案をNBAにオファーしたと『Sports Illustrated』などのメディアが報じた。提案にはマンダレイ・ベイのコンベンションセンターにバスケットコートを24面用意すること、隔離されたリゾートで選手の家族も滞在できることなどが含まれていた。

ラスベガスに本拠地を置くプロチームはNHLのゴールデンナイツと今年秋に移転1年目を迎えるNFLのレイダーズ、WNBAのエースがあり、移転候補地としては有力だ。しかし、リーグ関係者によると、NBAが移転もしくは新球団を追加するなら第一候補地はシアトルになる可能性が高いともいう。

現在も様々な案が考えられているが、リーグが再開か中止を決定するまでにもうしばらく時間がかかりそうだ。