広島ドラゴンフライズが悲願のB1昇格、朝山正悟は「ようやくスタートラインに立てた」と感慨

広島ドラゴンフライズが悲願のB1昇格、朝山正悟は「ようやくスタートラインに立てた」と感慨

2020/04/25

朝山正悟

昇格を逃した過去を乗り越え、創設6年でB1昇格

昨日、Bリーグの臨時理事会が開かれ、ライセンス審査の判定が下された結果、広島ドラゴンフライズのB1昇格が決まった。

広島は会見を開き、代表取締役社長の浦伸嘉と朝山正悟が登壇し、他の選手もリモートで参加した。B1昇格の一報を受けた浦代表は「やりました皆さん!」と喜びを共有。チームの顔であるキャプテンの朝山も「本当にうれしいです」と笑顔がこぼれた。

「ようやくこの舞台に立つことができました。ここまでいろんなことがありましたので、うれしい気持ちとホッとした気持ちと、皆さんに対しての感謝、その3つの気持ちでいっぱいです」

朝山がそう言うように、広島のB1昇格までの道のりは決して平坦なものではなかった。Bリーグ初年度をB2で迎えた広島は西地区2位となり、昇格プレーオフへと進出。自動昇格は逃すも群馬クレインサンダーズを破り、B1・B2入れ替え戦にコマを進めた。だが、横浜ビー・コルセアーズに53-74で敗れ、B1昇格の最大のチャンスを逃した。その後、2シーズンは勝ち星を減らしたが、今シーズンは積極的な戦力補強が功を奏し、開幕から勝ち星を重ね西地区優勝を成し遂げた。

そんな今シーズンのチームを朝山は「勝ち切れるチーム」と称した。

「全員が同じ方向を向いて、みんなで助け合って、みんなで支えあうことができたチーム。最後まで戦うことができなかったですけど、シーズンの結果が今回の決定に繋がった。今年は本当に強いチームだったなって思います」

また、喜びを伝えたい人を問われると、初代ヘッドコーチを務めた佐古賢一の名前を挙げた。「もしかしたらもう知っているかもしれないですけど、佐古さんに伝えたいです。僕自身がこの広島に来た一番の理由ですし、そこからいろいろな道を作っていただきました。1年目から積み上げてきたモノの中に自分たちがあると思っているので」

会見の途中には、Bリーグチェアマンの大河正明もリモートで参加し激励を送った。「チームも選手もスタッフも、大声援を送るファンも皆が成長して昇格できたんだと思います。ただ、これが終着点ではなくここからが始まりだと思いますので、大暴れしてほしい」

過去3シーズン、昇格したいずれのチームもB1の舞台で苦戦を強いられている。だからこそ、昇格はゴールではなく、ここからが本当の戦いとなる。そのことを分かっている朝山はこのように締めた。

「今まではB1の舞台に行くことが一番の目標でしたが、ようやくスタートラインに立てたと思っています。新型コロナウイルスの影響で、バスケットに限らずスポーツを見たいと思っている方がたくさんいると思います。そういう人たちの気持ちをコートでしっかり表現して、皆さんに感動と興奮を与えられるようなバスケットをしていきたい」

1件のコメント

  • 鈴木 健一郎 鈴木 健一郎 より:

    最初のB1・B2振り分けの時点で、広島としては「自分たちはB1にいるべきチーム」との思いが強かったと思います。Bリーグ1年目にしてバスケット・カウント1年目は佐古ヘッドコーチの連載でシーズンを通して広島を追いかけていました。入れ替え戦で勝って大団円とは行かず、思えばあそこが一番B1に近かったのですが、あれから3年は苦難の連続。ようやくB1初昇格ですが、朝山選手の言う通り「ここがスタートライン」です!

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