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父親を銃で殺害されたカーは、現在の銃規制の在り方に疑問を投げ掛けた

ウォリアーズの指揮官を務めるスティーブ・カーが、銃の購入時に身辺調査などを義務付ける銃規制強化案を否決したアメリカ上院議会に苦言を呈した。

今月12日にフロリダ州オーランドで起こった銃乱射事件を受け、アメリカ国内では、これまで以上に銃規制強化を訴える意見が多くなっている。

カーの父で、ベイルート・アメリカン大学で学長を務めたマルコム・カーは、1984年、2人の暴漢に銃で襲われ、殺害されている。家族を失った経験をしているだけに、カーは銃規制に対する意識が高く、ポッドキャストの番組に出演した際、今回の否決について「この国の政府は狂っている」と強い言葉を用いて非難した。

「我々の祖先なら、誰にでも自動小銃を販売するようなことは認めない」とカーは訴えた。

「銃購入者の身辺を調査しようじゃないか。今は、運転免許を取得するより、銃を購入する方が簡単な時代だ。狂っているよ。家族を銃で殺害された人間として、オーランドで発生したような事件、同じようなニュースを聞くたびに心が痛む。我々の政府は、全米ライフル協会に怯え、明らかに古過ぎる権利章典云々の話を持ち出し、銃保持の権利を訴える。マスケット銃を持ちたいのなら、そうすればいい。しかし、いい加減にしよう。世界中が、アメリカが狂っていると思っている。そう、我々は狂っているんだ」

「(否決に反対する)上院、下院議員を解職させなければ、同じような事件が必ず起こる。非常に腹立たしい。これは、言わなければいけないことだと思ったんだ」