「カワイは僕たちのグループチャットの中で最も喋っている」
新型コロナウイルスの影響でNBAが中断して1カ月以上が経つが、選手たちはSNSを使ってファンとの交流を深めている。過去にシックスマン賞を3度受賞しているクリッパーズのルー・ウィリアムズもその一人だ。そして、ウィリアムズは『ESPN』の番組に出演した際にチームメートであるカワイ・レナードの様子を明かした。
「カワイは僕たちのグループチャットの中で最も喋っているよ。信じられないかもしれないけどね」
SNSもTwitterアカウントはあるが2015年以来更新していないなど、レナードは普段から寡黙なイメージが先行している。ファンからすれば驚きの事実だが、ウィリアムズはこのように続けた。
「カワイが『喋らない男』という話がどこから出てきたのか分からないぐらいだ。彼はグループチャットを荒らすぐらいの勢いでみんなと喋っているよ。それに彼はリーダーだ。こんな状況だけどグループチャットを使って積極的にコミュニケーションを取って、仲間を引っ張ってくれている。ワークアウトの時もコミュニケーションを取りながらしているしね」
「昨日も彼と話しをして何をしているのか、どうやって身体を維持しているのかを確認した。とにかく彼は活発で陽気な人間って感じだね」
クリッパーズはシーズン中断が決まってから各選手の家にトレーニング器具を配送し、オンラインツール『zoom』を使って選手のトレーニングや体調を管理している。
以前は、レナードの『ロードマネジメント』に納得のいかないチームメートもいるなど、クリッパーズの不協和音ぶりが話題になったことがあった。それでもウィリアムズは「今シーズンはカワイのことをよく知れたし、彼と一緒に仕事ができて本当にうれしい」と語った。
試合がない今もチームメートとコミュニケーションを取っているクリッパーズであれば、リーグが再開した際もチームケミストリーに問題はないはずだ。