オーバータイムでバックスを下し、ホームで12連勝!
2018年1月1日、ラプターズのデマー・デローザンが、本拠地エア・カナダ・センターで歴史に名を刻んだ。デローザンは同日行なわれたバックス戦で球団史上最多となる52得点をマークし、ラプターズがオーバータイムの末に131-127で勝利した。
これでラプターズは、ホーム12連勝。しかし、この日の主役は、他の誰でもないデローザンだった。第1クォーターには、今シーズンの単一クォーターで球団最多となる21得点を記録した。試合を通じて決めたフィールドゴールは29本中17本で、3ポイントシュート成功数はキャリアハイに1本足りない5本。フリースローも獲得した13本すべてを成功させた。
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— Toronto Raptors (@Raptors) January 2, 2018
試合後、ホームでの連勝について聞かれたデローザンは「ファンのみんながあってのこと。みんなが作り出す会場の雰囲気、エネルギーあってこその連勝。感謝の気持ちを言葉では十分に言い表せない」と語った。
試合当日の午後、デローザンは1998年のNBAファイナル第6戦の映像を見ていたという。同年のファイナルは、ブルズがマイケル・ジョーダンの決勝ジャンプシュートでジャズを下し、2回目のスリーピート(3連覇)を達成した試合だ。試合前に自身を鼓舞するには最高の映像だったのだろう。デローザンは言う。「子供の頃、『あんな瞬間を経験してみたいなあ』と思ったものさ。もしそういう機会に恵まれたら、全力を尽くさないといけない」
試合後ロッカーでの囲み取材を受けた際には、チームメートのヨナス・バランチュナスが手書きで『52』と書かれた紙を持って登場。これは、ウィルト・チェンバレンが1962年に1試合100得点という不世出の大記録を達成した試合後に見られた演出のパロディで、デローザンは満面の笑みを見せ「良いね、気に入ったよ」と語った。
Never change, @JValanciunas. Never change. ?????? pic.twitter.com/rKK7Glnzex
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個人記録だけでなく、チーム成績も大したもの。これで通算成績は25勝10敗、東カンファレンスの首位セルティックスとのゲーム差を、2.5に縮めている。