文=丸山素行 写真=小永吉陽子

23本中21本、脅威のシュート成功率

高知中央(高知)は興南(沖縄)を95-78で撃破し、1回戦を突破した。

高知中央に勝利をもたらしたのは紛れもなくジョセフネリー・ジュニアだ。ナイジェリアからの留学生のジョセフネリーは、203cmの高さを生かし次々とゴールを量産。

興南も得意のトランジションバスケットで反撃するが、ジョセフネリーの攻守にわたる活躍の前になすすべなく敗れた。

ジョセフネリーは23本中21本という驚異のフィールドゴール成功率をたたき出し、44得点26リバウンド3ブロックと試合を支配した。

その高さもさることながら、筋骨隆々の強靭な肉体にも注目したい。すでに完成されかけているそのフィジカルによって、押し負けることはほとんどない。ディフェンス陣はそれだけで相当の体力を消耗するだろう。

またシンプルな1on1での得点ではなく、チームとして連動した動きの中でボールをもらうため、止めるのは至難の業だ。

高知中央は本日17時20分に飛龍(静岡)との2回戦を迎える。走力で崩すチームバスケットが売りの飛龍がどのような対策を取るかにも注目したい。