篠山竜青

「今年の夏と来年の夏のチームであれば、来年が強い」

新型コロナウイルスの影響でシーズンが中止となったBリーグ。各チームも取材対応に苦慮する中、川崎ブレイブサンダースはオンラインでの取材対応を実施。キャプテンの篠山竜青がメディアの質問に答えた。

篠山はまず現在の状況について「新型コロナウイルスが中国で拡大したのは今年に入ってからで、その時はまさかBリーグが途中で終了するところまで事態が深刻になるとは思っていなかった」と率直な思いを語る。

「日々状況が変わって、NBAも中止になったりいろんなことがあったが、そういうことを考えるとリーグの中止は残念だけど正しい判断だと思います。当たり前のことですが、家族を守るためにも今できることはなるべく自宅に留まること。家族も含めてコロナの脅威にナーバスになっているし、外出を控えないといけないと思っています」

東京オリンピックが2021年7月に開幕することは昨夜発表されたばかり。「会場や日程でも、いろんな人が大変な思いをすると思います。ただ、これをしっかり乗り越えて、来年7月23日に開会式を迎えてオリンピックが盛り上がって、『オリンピックを開催した日本はスゴいな』という世界からの称賛を受けるチャンス。日本全体が一つになってやりたい」と篠山は言う。

オリンピックの延期はすでに決定事項であり、篠山はどうやってこの現実に合わせていくべきかと考えている。「バスケ界には今は時間があれば成長できる若い選手がたくさんいます。リーグ自体も若いので、1年ごとの成長はすごくあると思います。今年の夏と来年の夏の日本代表であれば、来年のチームの方が間違いなく強い。それを楽しみに、リーグ全体で成長して、満を持して来年のオリンピックに向け準備をしていきたい」

篠山竜青

「こういう時だからこそ、元気を与えられると感じた」

篠山は、日本バスケットボール協会が理念として掲げる『バスケで日本を元気に』に非常に近しいことを意識している。こういう世の中だからこそスポーツができることがある、そこに自分がどのように貢献するかを考えている。

「僕が印象に残っているのは、オリンピックの選考を兼ねた東京マラソンです。あれも沿道での応援は自粛のアナウンスがあったけど、たくさんの人が応援してくれた姿を見て、こういう時こそ何かスポーツやエンタメで人々が元気になれると感じました。その後、Bリーグは無観客試合をやり、メディアを通してファンの方が喜んでくれたのを目にして、自分もやれて良かったと思います」

「こういう時だからこそ、生きるためだけで言えば必要ないかもしれないけど、元気を与えられると感じた。今は新型コロナウイルスが深刻で、スポーツを届けられる状況ではないですが、みんなで力を合わせてコロナウイルスを終息させた後に、僕らだけでなく歌手や芸人の方などいろんなエンタメの方たちで日本をより元気にできれば良いと思います」

彼自身、Bリーグのシーズン中止はケガが癒えたタイミングで下された決断だった。残念に思っているのは間違いないが、すでに気持ちを切り替え「元通りの肘にゆっくり近づける時間をいただいたととらえれば、より良いパフォーマンスができる。僕にとってもチャンスになるんじゃないかなと思っています」

2019-20シーズンが終わり、また感染予防の意味もあり、今はチームとしての活動もストップしているが、来週からは希望する選手が練習施設を使える状況になるそうだ。