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球団がプランとは別に、選手には緊張感が必要

レイカーズはまだ再建中の段階にあり、今後のチームを支えられる若手は何人か出てきたものの、すぐにプレーオフ進出を確約できるほどの力はない。それは球団関係者、メディア、ファンも周知のことだが、これに異を唱えたのがレジェンドのコービー・ブライアントだ。

『Spectrum SportsNet』とのインタビューでコービーは、ロンゾ・ボール、カイル・クーズマ、ジュリアス・ランドルといった若手について厳しい持論を展開している。

「ロンゾは今すぐにレベルアップする必要がある。カイル、ランドルは良くなった。彼ら選手も、すぐさまレベルアップしたいと思っているはずだ。僕は決して、『よし、4年後に優勝しよう』なんて考えなかった。すぐに結果を求めた。『絶対にこれを成し遂げるんだ』という気持ちで自らを鼓舞する、そういう切迫した状況の中でしか本当の成長はできないんだ。悠長に構えているのなら、目標にはたどり着けない。選手にとっては、緊張感の中でたゆまず努力することが大事だ」

とにもかくにも、コービーの主張通り、選手個人はガムシャラにレベルアップを目指して努力を続け、結果を残すしかない。球団は数年後を見据えていたとしても、肝心のプランを実行するのは、『ヤング・レイカーズ』を支えている彼らなのだから。そうでなければ、数年後にチームが強くなった時にはお払い箱になってしまうだろう。