ランス・スティーブンソン

ブログドンが離脱する苦しいチーム状況

昨年の夏に中国リーグの遼寧フライングレパーズと契約したランス・スティーブンソンが、今シーズン中にNBAに復帰する可能性が浮上した。

『The Athletic』によれば、フライングレパーズとFIBAの許可が必要ではあるものの、スティーブンソンはペイサーズとの契約に関して話し合いを進めているという。

2018-19シーズンはレイカーズでプレーしたスティーブンソンだが、2010年のドラフト全体40位で自身を指名し、NBA選手になるチャンスを与えてくれたペイサーズへの愛着は強い。また、ペイサーズにとっても、マルコム・ブログドンが臀部の筋肉損傷で無期限の離脱、そして復帰したばかりのビクター・オラディポのコンディションも万全ではないため、バックコートが手薄な状態だ。

ペイサーズは39勝25敗で東カンファレンス5位につけ、5年連続のプレーオフ進出が濃厚。ただ、来月からの戦いに備えて戦力の補強は必要だ。レイカーズではセカンドユニットでの起用で7.2得点、3.2リバウンド、2.1アシストを記録し、高いレベルの守備で貢献できるスティーブンソンが加われば、チームの層は厚くなる。そして彼はムードメーカーでもあり、チームにエネルギーを与えられる存在だ。

レイカーズ時代の代名詞『エアギター』パフォーマンスを再びNBAのコートで見られるかどうか、続報を待ちたい。