ディオン・ウェイターズ

秩序を乱す行動を取れば、契約を即解除

ヒートでの『紆余曲折』を経てレイカーズに辿り着いたディオン・ウェイターズ。実力は確かでも個人的な問題が多い『厄介者』というレッテルを貼られているウェイターズだが、過去の過ちから学び「自分は大人になった」と3月8日の練習後に語った。

「人は過ちから学ぶもの。過去のことを掘り返し続けても意味はないし、それはもう起きてしまったこと。生きていれば学ぶ。球団もそれを理解してくれたから、話し合いも短時間で済んだ」

レイカーズとの契約までの経緯について、GMのロブ・ペリンカが元代理人だったことでスムーズに事が運んだと、ウェイターズは言う。「コーチ(フランク・ボーゲル)と話す機会がほしかった。それにロブともね。ロブは自分の代理人を以前担当してくれた人で、すべてが上手く進んだよ。今は幸せだし、興奮している。これからリズムを取り戻して、プレーを取り戻して、チームメートについても知りたい」

まだレイカーズデビューの機会は与えられていないものの、ウェイターズはセカンドユニットでの活躍が期待されている。しばらく実戦から遠ざかっているが、本人は楽観視している。

「自分はバスケットをするだけ。そのためにも、しっかり準備をして練習に臨むよ。身体もシャープな状態にしてね。実践からは遠ざかっていたけどバスケットはこれまでずっとやってきたことだから、自分にとって難しいことではない。球団とのワークアウトも何も心配していなかったよ」

ペリンカ、ボーゲルらレイカーズ首脳陣は、ウェイターズの言葉を信じて今シーズン終了までベテラン最低保障額で契約した。だが『The Athletic』によれば、もしチーム内の秩序を乱す行動を取れば、契約を即解除できるようになっているという。

失った信用を取り戻すには、言葉ではなく行動で示すしかない。