クラッチシュート連発のNCAAトーナメント決勝をビラノバ大が制す

クラッチシュート連発のNCAAトーナメント決勝をビラノバ大が制す

2016/04/06

写真=Getty Images

全米大学バスケの頂点に立ったのはビラノバ大

『マーチ・マッドネス』(3月の狂気)と呼ばれ、全米を熱狂させるNCAAトーナメント。その決勝が4月4日、ヒューストンのNRGスタジアムで行われ、ビラノバ大が劇的な決勝ブザービーターでノース・キャロライナ大を下して優勝した。

前半は34-39とノース・キャロライナ大に先行されたビラノバ大だが、後半一気に攻勢に出て、最大10点のリードを奪う(残り5分半の時点で67-57)。ところが、この試合にはまだ一波乱も二波乱もあった。

終盤にノース・キャロライナ大の反撃を許し、試合は再び大混戦に。そして残り6秒、ノース・キャロライナ大にとっては最後の攻撃。ここでマーカス・ペイジに3ポイントシュートを決められ、74-74の同点に追い付付かれてしまう。ちなみに相手選手のブロックをダブル・クラッチでかわしながらゴールにねじ込むこのシュートは、NBAでもお目にかかれない高難易度の一発だった。

これで試合の流れは完全にノース・キャロライナ大、誰もがそう思っただろう。しかし、彼らは劇的な同点弾を決めて油断してしまった。残り6秒、わずかではあるがボールを前に運び、シュートをリリースするには十分な時間だ。

ビラノバ大はタイムアウトで一息入れた後、ライアン・アーチディアコノがボールを運び、相手を引き付けてアウトサイドで待つクリス・ジェンキンスにパス。ジェンキンスがすぐさま3ポイントシュートを放った。先ほどのペイジが超変則シュートなら、こちらは極めてオーソドックスな、姿勢の良いシュート──。ボールが彼の手を離れた直後にブザーが鳴り、そしてボールはネットに吸い込まれた。

歴史に残る名勝負を制したビラノバ大は、1985年以来、2度目のNCAAトーナメント制覇を果たした。

ノース・キャロライナ大OBで、1982年の同大会で優勝経験を持つマイケル・ジョーダン。現地で試合を観戦するも、後輩たちの勝利は見られなかった。

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