Bリーグと日本バスケットボール協会へのスポンサー継続も発表

ソフトバンクは今日、『ソフトバンク5G』の新商品・新サービス発表会を行った。

ソフトバンクは日本バスケットボール協会とBリーグのトップスポンサーであり、日本代表戦やウインターカップで5Gを使った新しいスポーツ観戦のプレ運用を行うなど、バスケを使ってスポーツと新しいテクノロジーのコラボレーションを行ってきた。今回発表した『5G LAB』は、5G時代のエンターテインメントやスポーツの視聴体験を劇的に進化させる新サービスとなっている。ソフトバンクの榛葉淳副社長は「今までのテレビやネットで見るのとは違う視点で、スポーツを見ることができます」と説明した。

この発表会には日本バスケットボール協会の三屋裕子会長と宇都宮ブレックスの田臥勇太が参加した。さらには三遠ネオフェニックスでプレーする現役高校生プレーヤー、河村勇輝がAR(拡張現実)で登場。会場に現れた、3メートルほどの巨大AR河村を前に三屋会長は「すごい迫力。代表でもこのサイズで使いたいですね」と素直な感想を語る。

続いてAR河村が披露したスピーディなクロスオーバーに、三屋会長は「これは早送りじゃないの?」と驚きを隠せない様子。「近くに部活がないとか、1人でバスケチームに入れない子も、優秀な選手のプレーを手元で見ることができます。子供たちには非常に良い環境です」と歓迎した。

「子供の頃にこの技術があったらもっとバスケが上手くなった」

田臥はAR河村のドリブルを見て、「彼は重心を低くしてドリブルをキープできる強さがある。このARの河村選手を見ても分かるように、左右均等にドリブルできてスピードもある」と解説。

この最新技術を使用すればスマートフォンで、選手のプレーをより細かく見ることが可能になる。田臥は「プロ選手の手の動きや指先、膝の角度とか、細かいところまで見ることができる。僕が子供の頃にこの技術があったらもっとバスケットが上手くなったと思います(笑)。選手の動きをリアルに見られるので勉強になりますね」と、絶賛した。

また、ソフトバンクは日本バスケットボール協会とBリーグを2016年からメインスポンサーとしてサポートしているが、今後も継続してサポートをすることを発表している。

榛葉副社長が「バスケットと5Gのテクノロジーがコラボしてもっと新しいことをしたい。単なるスポンサーではなく、一緒に新たなバスケットの観戦方法や体験を作っていきたい」と意気込みを語ると、三屋会長も「日本を元気に、さらに活力のる日本を作っていくべく、バスケットが力になれるようにやっていきたいので、一緒によろしくお願いします」と、答えた。

スポーツとテクノロジーのコラボレーションは新たなスポーツ観戦の誕生に留まらず、日本のバスケットレベルを上げるためにも大きな手助けとなるに違いない。

なお、ソフトバンクは3月27日より5Gサービスを正式にスタートする。

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