ポール・ジョージ

2人が共闘した28試合で21勝7敗

クリッパーズはオールスター前後に3連敗を含む5戦4敗と調子を落としていた。今シーズンから加入した2人のスーパースター、カワイ・レナードとポール・ジョージはケガのためコンスタントに試合に出場できず、レナードのロードマネジメントが特別待遇にあたるとしてチーム内に不協和音があると報じられるなど、チームの今後が不安視されていた。

しかし、ジョージやパトリック・ベバリーがケガから復帰するとチームは本来の力を発揮し始めた。直近の4試合では4連勝を飾り、41勝19敗でナゲッツと並び西カンファレンス2位につけている。

『The Ringer』によれば、チームの成功はレナードとジョージが一緒にコートに立てるかにかかっているという。レナードとジョージは今シーズンそれぞれ13試合、22試合欠場している。ただ、レナードが定期的に試合を欠場するのは想定の範囲内だ。ロードマネジメントを採用するレナードは昨シーズンは60試合に出場、今シーズンは64試合のペースできている。また、ジョージもオフシーズンに肩の手術を受けたため一定期間欠場することが予想されていた。2人が一緒にプレーしたのは60試合中28試合しかないが、戦績は21勝7敗と大きく白星が先行している。

2人のスーパースターはケガに悩まされながらも実力に見合った活躍をしている。ジョージのスタッツは昨シーズンを下回っているように見えるが、これは今シーズンの平均出場時間が8分ほど短いためだ。その分を考慮すれば今シーズンの数字はMVP投票で3位だった昨シーズンとほぼ同等だ。

レナードに至っては昨シーズンよりも進化している。現時点での平均得点とリバウンドは27得点7.5リバウンドと昨シーズンとほぼ同じだが、5.2アシストはキャリアハイの数字だ。彼のアシストから味方がシュートを決める確率は去年より10%以上も高くなっており、レナードがチーム全体のパフォーマンスを押し上げられる選手であることを示している。

今のクリッパーズはケガがちな2人を支えるサポーティングキャストも充実している。守備のスペシャリスト、パトリック・ベバリーや得点能力が高いルー・ウィリアムズ、モントレズ・ハレルに加えマーカス・モリスとレジー・ジャクソンが加入、どの相手にも対応できるロスターとなった。

レナードとジョージが体調を整えながらプレーできるのは彼らのおかげだ。2人が万全の状態でプレーオフに臨むためにはチームメートからのサポートがもう少しの間必要なのだ。